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第2回 イセたまご研究所 無料一般公開セミナー




 このセミナーは、野鳥の研究で有名な山階鳥類研究所と、鶏卵販売の最大手イセ食品
共同で開催する野鳥やたまごに関する講演会です。
専門家を対象にした難しい講演ではなく、気楽な内容で、年1回開催しています。



日 時: 201961(土)12551600(開場1230)
会 場: 有楽町朝日ホール(JR有楽町駅徒歩1分)
主 催: イセ食品 たまご研究所
協 力: (公財)山階鳥類研究所
参加費: 無料 ※参加申し込み不要
         
(先着300名様にたまご券プレゼント)
◇ プログラム ◇
主催者挨拶 12551300
  登壇者 伊勢 彦信(イセ食品 代表取締役会長)


講 演
1》 13001350
   演題 
意外と知らないカラスの日常
   演者 松原 始 氏(東京大学総合研究博物館 時任准教授)
2》 13501420
   演題 “伊勢の卵”と世界に躍進するイセ食品
   演者 島ア 弘幸 氏(イセたまご研究所 所長)

3》 14301520
   演題 卵でアンチエイジング ─美肌と健康管理のために─
   演者 八田 一 氏(京都女子大学 教授)
4》 15201600
   
パネルディスカッション(フロアからの質問もお受けします)
   登壇者 松原 始島ア 弘幸 氏、八田 一


閉会 1600

       <本件に関するお問合せ>
       イセ食品 イセたまご研究所     ホームページ:http://www.ise-egg.co.jp/
       担当:茂木(もぎ) TEL: 03-5808-1346  Mail :mogi-hideki@ise-egg.co.jp

      

    機能性表示食品とは?
特定保健用食品(トクホ)、栄養機能食品とは異なる新しい食品の機能性表示制度です。
 事業者の責任で、科学的根拠を基に商品パッケージに機能性を表示するものとして、消費者庁に届け出られた食品です。
自主的かつ合理的な商品選択に資する表示制度です。

[制度の基本的な考え方]
機能性を表示することができる食品は、これまで国が個別に許可した特定保健用食品(トクホ)と国の規格基準に適合した栄養機能食品に限られていました。
そこで、機能性を分かりやすく表示した商品の選択肢を増やし、消費者の皆さんがそうした商品の正しい情報を得て選択できるよう、平成274月に、新しく「機能性表示食品」制度がはじまりました。

 商品を買う前、摂取する前に、商品に表示されている注意書きや消費者庁のウェブサイトに公開された情報をしっかり確認してください。





 
 

   【講演概要】
「意外と知らないカラスの日常」 松原始氏(東京大学総合研究博物館 時任准教授)
 いつもわれわれの身の回りにいながら、実はよく知られていないカラスの生態についての紹介でした。

 カラスは、スズメ目カラス科カラス属の鳥。日本でカラス属は7種確認されていて、留鳥として繁殖しているのは、主にハシブトガラスとハシボソガラスの2種類。ハシブト嘴太)とハシボソ(嘴細)はその名の通りクチバシが太いのと細いのです。ハシブトはハシボソよりやや大きめで、"Jungle Crow" といわれるように、元来は森林に棲んでいましたが、近ごろは都市部にも急速に分布が広がっているようです。いっぽう、ハシボソは農耕地、河川敷、地方都市に多く、うまい具合に棲み分けています。
 カラスは相手に見られていると気になるらしいので、目を離さないほうが安全。目を離すと背中に攻撃してきます。それも、あの大きなクチバシで攻撃してくるのではなく、足で掴むように蹴ってくるんです。クチバシでぶつかったらカラス自身も参っちゃうようです。後頭部をガードし、立ち去るのが無難です。

「“伊勢の卵”と世界に躍進するイセ食品梶v 島ア弘幸氏(イセたまご研究所 所長)
 島ア氏自ら開発を手掛けた鶏卵の機能性表示食品第1(消費者庁登録D586号)誕生の報告でした。イセ食品は明治45年(1912)創業という日本最大手の卵の会社です。

 令和元年71日、機能性表示食品『機能性 伊勢の卵』発売に合わせた報告となりました。機能性に関与する成分は、EPADHAで、「本品には、EPADHAが含まれます。EPADHAには中性脂肪を下げる機能のあることが報告されています。」と表示することが許可されている特別な卵です。
 EPADHAは良く知られているように、魚介類やサプリメントからでも摂取できますが、卵を美味しく食べることで同時にEPADHAを豊富に採り入れることができるというメリットがあります。もちろん機能性表示食品はあくまで食品であり、病気を治すような目的があるわけではありません。単なる食品ではなく科学的な裏付けをもって成分表示をするものです。

「卵でアンチエイジング ―美肌と健康管理のために―」 八田一氏(京都女子大学 教授)
 八田教授は卵研究の第一人者。主な著書に「エッグサイティングな卵の研究」などがあります。「コロンブスの卵」にまつわる発想の重要さや、「立春に卵が立つ」という逸話に絡めて自ら卵を本当に立てることに成功した話など興味を掻き立てられました。卵の表面はツルツルのように見えますが、実際は小さな凹凸があり、そのデッパリ3カ所以上と卵の重心をうまく一致させることで卵を立たせたのです。ようは集中力と根気のなせる技です。

 卵の栄養成分で足りないのはビタミンCと食物繊維だけでほぼ母乳に匹敵します。2002年、卵のコレステロールは心臓病のリスクを高めたりはしないと、悪玉コレステロール説が否定され30年ぶりに名誉を回復しています。されに2015年からは健康な人に対する食事制限は撤廃されました。だからといっていくら食べてもいいわけではなく、一日に必要な栄養摂取量の中で好きなように食べてよいことに変わっています。

 




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