岡田氏のコラムでは、半夏について、さといも科の多年草で、太陽暦の7月1日か2日ごろに花が咲くところから半夏生の名が付けられたとしており、和名を「からすびしゃく:烏柄杓」(写真)、根は漢方薬の「ほそぐみ」で、咳止めやつわりなどに用いられるとしています。さらに、半夏のほかに「はんげしょう」(方白草:かたしろぐさ)というどくだみ科に属する多年草があるので、はなしが混乱しているようです。
「はんげしょう」(写真)は、夏至のころに茎の上のほうの葉の片面が白く変色するところから、ほんとうは「半化粧」だという説があるとも紹介していました。
なお、リンクした写真は畑田文彦氏が運営する「私の花図鑑」というHPに掲載されているもので、ご本人の承諾を得ていることを付け加えておきます。畑田氏のご好意に深謝致します。