音 | 楽 | こ | ぼ | れ | ば | な | し | 2018 |
シエナ・スピリッツ クリスマス・コンサート(12/02) |
恵土友梨・江川善裕 スペシャル デュオ ライブ(11/21) |
男声あんさんぶる「ポパイ」 The 7th
Concert(11/11) |
LaLa Voce, Messa di Gloria |
AZZURRO WORLD 大岩篤郎テノーレリサイタル FinaleⅡ |
女声合唱団コーラスGクレフ 30周年記念コンサート(7/22) |
第41回全日本おかあさんコーラス関東支部大会(7/7~8) |
古河第一高等学校吹奏楽部 第5回定期演奏会(3/25) |
第2回熊遊舎的合唱祭~うたのわはひろがる~(2/11) |
鷲宮ウィンドアンサンブル第25回定期演奏会(1/21) |
◆男声あんさんぶる「ポパイ」 The 7th
Concert(11/11)
2018年11月11日
春日部高校センテニアルホール
近年ますます実力がアップしてきたポパイの演奏を聴きました。
第1部は、昨年亡くなられた多田武彦氏を偲んで男声合唱組曲『東京景物詩』、続く第2部では千原英喜氏の男声合唱のための『どちりなきりしたん』とポパイならではのプログラムでした。
第3部ポップスステージ、男声合唱とピアノのための『時代』では、正指揮者・大岩篤郎氏に代わり、副指揮者の行木友一氏が熱演で聴衆に応えていました。ピアノは、1986年生まれの岩本健吾氏。大岩先生の薫陶を受け音楽の道に進んだ若手のホープです。
最後のステージはポパイが歌い貯めてきた黒人霊歌集。迫力ある歌声、力のあるメンバーが集まっているだけに頷ける演奏でした。
『どちりなきりしたん』の「Ⅳ」でセカンドテナーの関根盛純氏が鳴らした祭礼用ベル、じつは本物です。関根さんが10年ほど前に個人的に買ったもの。すごい入れ込みようです。詳しいことは下記のブログをご覧ください。
https://1999-malechoirpopeye.blog.so-net.ne.jp/2008-06-06
宮寺勇さん率いる〈女声合唱団遙はるか〉、〈春日部女声コーラス清秀〉、〈女声合唱団きらり〉の3団体合同の演奏会を聴きました。各団のステージに加え約100人でのプッチーニ『Messa di Gloria』が演奏されました。今回は新進の作曲家井川 丹(いかわあかし)さんの作品を初演も含めて集めたコンサートとなりました。
■第1部
Ⅰ 春寒 はるさむ わたしを束ねないで
新川和江作詩/井川 丹作曲 【初演】
Ⅱ 女声合唱とピアノのための四季のうた 7つのバガテルより
川崎 洋作詩/高嶋みどり作曲
Ⅲ 幻想~港三景~ 出船 出船の港 波浮の港
井川 丹編曲 【初演】
■第2部
Ⅳ Messa di Gloria
G.Puccini作曲/井川 丹合唱編曲
プッチーニという偉大な作曲家のミサ曲を歌っていきたい、聴いていただきたいという想いで女声版の合唱に編曲しました。たくさんの方にプッチーニの世界を知っていただき、楽しんでもらう機会になればと思います。
井川さんの作品は、過去に埼玉発祥の「旅立ちの日に」男声版を書いて頂いた以外、触れることがありませんでしたが、今回いくつか聴かせて頂く機会を得ました。
「春寒」は、井川さんが〈はるか〉のトーンからイメージし、新川和江さんの詩に作曲したもの。「幻想」は、港にまつわる3曲からなるもの。宮寺勇さんが見た夢を題材に、懐かしい名曲をアレンジしたア・カペラ作品。井川さんのイメージを新たにする作品群でした。
今回のコンサートの出演者の中には顔見知りが多く、また会場にも沢山の知人が来ておられました。
◆AZZURRO WORLD 大岩篤郎テノーレリサイタル Finale II
・2018年7月29日
・左の画像をクリックすると拡大したプログラムがご覧になれます。
オペラ歌手・合唱指導者として活躍されている、埼玉県合唱連盟顧問の大岩篤郎さんからご招待を頂き、オペラ「炭焼姫」を鑑賞しました。7月7日に古希を迎えられ、演奏活動のひと区切りとして開催したものです。
“AZZURRO”アッズーロとは、イタリア語で青色、空色という意味で、それと「篤郎」を引っかけた愛称。明るい性格の大岩さんに相応しいニックネームですね。たしか名刺にも書いていました。サッカーのイタリア代表チームが青いユニフォームを着ているところからアッズーリAZZURRIと呼ばれているのをご存知の方も多いかと思います。
今回の公演は、プロオペラグループ「東京室内歌劇場」が協力して練られたステージです。
第1部は、「誘いのコンサート」と題され、世界の歌や日本の歌をエレクトーンの華やかな伴奏で繰り広げられました。冒頭の“Tiritomba”(さあ、海へ)から続く、“Non ti secordar di me”(わすれな草)、“Catari,Catari”(つれない心)はまさに本領発揮ともいうべきもので、まだまだ年齢を感じさせない演奏でした。
さらに、奥様のソプラノ大岩誓子さんの日本歌曲、ミュージカル歌手の熊田かおりさんがお子さんを伴っての歌とダンス、最後にヴェルディの「乾杯の歌」をご夫婦でデュエットされるという楽しいステージでした。ここで使われた橘光一さんのエレクトーンの多彩さはこれまたみごとなもの、小編成アンサンブルくらいの音色を使い分けていました。
第2部オペラ「炭焼姫」は、ピアノ、フルート、打楽器の伴奏によるステージ。合唱曲でもよく知られた清水脩の作品で1956年に初演されています。
このオペラは大分県に伝わる民話に題材を得たもの。
ときは、大和朝廷の時代、都に、顔に醜い痣のあるお姫さまがいましたが、年頃になっても相手が見つからず悲嘆に暮れていたところ、清水の観音様のお告げに従って豊後国深田に住む炭焼き小五郎の許へ行って夫婦をなり、その後奇跡により富を得て長者となるというストーリーのようですが、今回は姫が奥深い山の中で炭焼きとして暮らしてゆくことを決心するという場面で幕となりました。
大岩さんは、主役の小五郎役をコミカルな表現も交えて熱演し、拍手喝采を受けていました
“Finale Ⅱ”ということはまだ先があるということでしょうか…、期待できます。
◆女声合唱団コーラスGクレフ 30周年記念コンサート(7/22)
酷暑の中、お客さんの入りが心配されましたが、上々の入りでした。1ステージは、ディズニー作品「Be Our Guest」で幕を開け、「春風の中で」、「赤い花 白い花」、「たんぽぽ」、「糸」、「祈り」を集めたオムニバス曲集。
第2ステージの音楽劇「スーホの白い馬」は朗読と寸劇、そしてモンゴル衣装を身にまとった合唱とがコラボしたみごとなステージとなりました。賛助出演の「ご存知さいたま寿座」という劇団がストーリーの盛り上げに一役買っていましたし、ほろりとさせられる結末は感動的なものでした。女性ならではのステージでしょうか、我々男性では思うようにいきません(';')
最期は<スタジオジブリの歌とともに>と題されたステージ。「テル―の唄」、「君をのせて」、「いのちの名前」、ドラマ坂の上の雲の主題歌「Stand
Alone」が歌われました。少人数でアットホームな雰囲気の女声合唱団です。無事30周年を迎えられたことをお喜び申し上げます。
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