85回を迎えた『おんがく広場』の発行8/29
 訃報 田尻明規(あきみ) 元埼玉県合唱連盟理事長 ご逝去3/20
 女声合唱団 BranchesAmi(ブランシェス・アミ)2/3
 トンペイ・メモリアルズ 初の単独演奏会 チケット完売2/1
 鷲宮ウインドアンサンブル第27回定期演奏会1/25




85回を迎えた『おんがく広場』の発行8/29

 2020年4月10日、コロナ禍で合唱活動が完全に停止してしまい、先行き不透明の不安のなか、多くの仲間と問題を共有したくて『おんがく広場』という簡単な情報紙を始めました。きっかけは、音楽家・指揮者の武田雅博先生から「職業音楽家の願い」と題する原稿を頂いたことでした。それからは、原則として頂いた原稿を紹介する形で進め、ときおり自分の意見なども織り込みながら続けています。

 
   職業音楽家の願い                     音楽家・指揮者  武田雅博  
 
 お願いです。
 僕のfacebookのお友だちの中には、合唱愛好家の方々がたくさんいらっしゃいます。きっと、断腸の思いで毎回の練習を中止されていることとお察しします。皆さんの生活の潤いが失われて、合唱したい!と思っていらっしゃることでしょう。元気を出してくださいね!
 ここで本題です。そんな皆さんにお願いがあります。合唱の「先生」は、いったいどうしているでしょう。想像してみてください。もしも「先生」が合唱指導や演奏活動だけで食べている、フリーランスのプロの合唱指揮者なら…。もしも「先生」が若手の合唱指揮者なら…。「先生」が大金持ちの息子、娘なら心配無用です。
 しかし現実は…3月中旬あたりから収入はゼロ。今後の見通しは立たず。家賃をはじめ経済的に追い詰められている頃なのではないでしょうか。僕くらいの年代になると、多少なりとも蓄えもあり、何とか生きていけますが若い合唱指揮者たちが心配なのです。
 今、彼ら彼女らを経済的に救えるのは、皆さんしかいないと思うのです。大学合唱団員も考えてください。児童合唱団なら保護者の方々が考えてください。フリーランスの音楽家への救済制度を具体的に上げている国もあるようですが、日本は全く期待できません。フリーランス、しかも合唱指揮者をリスク承知で選んだのだから、自己責任……でしょうか。
 合唱愛好家の皆さん、これからの合唱界を背負っていく、若い合唱指揮者たちを、どうか経済的に支えてあげてください。いつも練習に付き合ってくれるピアニストを支えてあげてください。
 彼らは、中止された練習に関して自分から「キャンセル料ください!」とは言いづらいはずです。僕だって言えません。以上、一応ベテランと言われる年代になった、合唱指揮者からのお願いです。  よろしくお願いします!

 発行のコンセプトとして、ネットが苦手な方にも届くようPDFと画像JPEGを用意し、誰でも必要に応じて印刷して配布できるように工夫しました。この活動は多くの音楽関係者の目に止まり、のちに全日本合唱連盟の機関紙『ハーモニー』夏号でも紹介されました。
 より多くの読者層に読んで頂けるよう、毎回ここシュンポシオンはじめ、Facebookの「ポストコロナの合唱活動を考えよう」、「集まれ合唱!」、「男声合唱プロジェクトYARO会」の3か所のサイトとTwitterに公開しています。





訃報 田尻明規(あきみ) 元埼玉県合唱連盟理事長 ご逝去3/20
                          加藤良一(元埼玉県合唱連盟理事)

 元埼玉県合唱連盟理事長・田尻明規先生が、3月20日お亡くなりになりました。今から2年半ほど前、ちょっとしたご病気で入院されましたが、それが思いのほか長引き長期入院となりました。その後、回復されましたが、さらに追い打ちをかけるかのようにこの一年ほどは様々な病魔に侵され、最後は肺炎のためお亡くなりになりました。享年83歳でした。
 田尻先生は、埼玉県合唱連盟の第二代理事長(1987~1993年)を務められました。指揮者としての大きな業績は、なんといっても
埼玉県立浦和女子高等学校やそのOBである女声合唱団クール・ヴァン・ヴェールを何度も全日本合唱コンクール全国大会へ導き優秀な成績を残されたことです。また、他にも混声合唱や男声合唱も指揮され多くの合唱人に親しまれていました。
 
 2004年、新旧理事が集まる懇親会で、第二代~第四代理事長が揃ったことがありました。順に第二代田尻明規先生、第三代小髙秀一先生、それに当時の理事長であった第四代宮寺勇先生で、その時点ではお三方とも現役で多くの合唱団の指揮をされていました。みなさん現役でご活躍されてはいましたが、当時の埼玉県合唱連盟では60歳定年制を採用しており、後進に道を譲るという考えで運営していました。今から思えばまだまだ十分に理事長を務められる余力を残して交代されていたわけです。現在では、いくらなんでも60歳定年は若すぎるだろうと、この内規は撤廃されています…。
 お三方が揃われた時の様子を『
埼玉県合唱連盟 三代理事長揃い踏み』として書き残してあります。ご参考までにご覧下さい。 

 尚、ご子息の田尻桂先生も元埼玉県合唱連盟理事で私と同じ時期に連盟の仕事をしました。今では県内最大規模を誇る埼玉第九合唱団の常任指揮者としてご活躍です。






女声合唱団 BranchesAmi(ブランシェス・アミ) 2/3
                         埋橋佳枝 (うずはしよしえ)yoshie(指揮者/ピアニスト)

 BranchesAmi(ブランシェス・アミ)は、蓮田白百合幼稚園(埼玉県蓮田市)の園内コーラスグループがきっかけで発足した女声合唱団です。今年で結成12年目になります。ふだんは略してBAmi(ビーアミ)と愛称で呼んでいます。

              ホームページ:http://b-ami.work/index.html

       

地元小学校の音楽会、埼玉県立がんセンターの音楽祭、蓮田市音楽祭、見沼区PTA音楽祭、埼玉県合唱連盟合唱祭に出演。また、地元幼稚園、児童館、子ども会、そして音楽好きなオーナーが経営するイタリアンレストラン<Viento&Enotica Viento>での音楽交流、地域慰問、などの埼玉県東部での活動がメインとなっています。

プログラムはTPOに合わせて選曲、ほぼオリジナル編曲と演出で毎回構成します。POPS、ミュージカルナンバー、唱歌、合唱曲、クラシックなどなど
 メンバーはプロの音楽家ではありませんが、耳がよくて音取りが早いです。暗譜してからその先が本当の音楽作りだから「どうせやることだからさっさと覚えてしまえ~」を習慣にしているので、抵抗なく暗譜まではやってしまいます。外国語や複雑なハーモニー、手書き楽譜なども、とにかくみんな合唱畑の先入観がないので、そういうものだろう、と(そういうものだよ、と騙し騙し )きたものなので嫌がらず取り組みます。素直でえらいなぁと私も感心しています アカペラで音が下がらない(ここは、私の耳が許さない! 下げさせない)のも長所です。

2019年、埼玉県合唱連盟の合唱祭(和光市)にこれまでで一番多い16人で舞台に乗りました。大ホール対策として今回限りでもよいから、と単発的に方々の友人に呼びかけました。曲はNHK歴史秘話ヒストリアのエンディングテーマ曲「Into the world」とPerfumeの「無限未来」。みんなで息を合わせて幻想的な演出でお届けしました。これが思いのほかとても評判がよく、たくさんの知らない方々からお声がけいただきました。

     ところがなんと6秒タイムオーバー…。次回は半分の演奏時間です!!

 私たちは常々、大ホール向きではないと承知しているので、ポップでナチュラルな曲を大ホールに響かせようと無理すると表現が変わってしまいイメージを損ねてしまうし、地声で押すのではなくてベルカント過ぎるのもちがうので、やはり増員が不可欠です。

でも次回、3~4分の演奏のために…わざわざ協力を募るのも
 結果、これによっておかあさんコーラス大会参加に自らピリオドを打ってしまったのかもしれません…。


2年前県合唱祭の初出場を果たして、会場を出るとき、理事長の小野瀬照夫さんが向こうから走って駆けてつけてくださって、とても楽しかったのでどうかこれからもマンネリの合唱界に新しい風を吹かせてくださいとすごい激励で見送ってくださったんです~。
 中ホール以下で持ち味が発揮できるとすると連盟主催ではもう、、アンサンブルコンテストしかない(-.-)

私たちにとって BAmi は生活に欠かせないもう一つのファミリーとなり、10年以上、週一の楽しく厳しい 練磨を積み重ねてきました。楽しいとか、個性的とか、あと一歩の長いトンネルをようやく抜けて、音楽と演出、オリジナルスタイルの作品としてメッセージが伝わるステージが最近出来るようなったようです。身内びいきではなく、明らかに周囲の反応が変わってきました。音楽によるコミュニケーションは本当に素晴らしいと改めて思います。
 そうそう小さな子どもたち~高校生、若い今どきの男性たちにも結構評判が良いのですよ


今年20205/31に初の単独コンサートを企画しているので、まずそれを成功させなければなりません。今、まっしぐらです。
 そのあと、新しい試みとして男声の声は、BAmi にはなかなか新感覚かな~ と思います。ジョイントとまではいかなくても、交流会などでも、間近でグランツをみんなに聴かせてあげられたら、と思います。想像すると夢のようです。


【管理人より】
 埋橋佳枝さんには以前、男声合唱団コール・グランツのピアニストとしてわれわれの合唱を支えて頂きました。グランツに最初に来られた頃はまだ音大在学中でした。オジサンたちに混じっても物怖じすることなく、かといって主張しすぎることもなく、よしえちゃんと呼ばれて親しまれていました。合唱の肝を押さえた的確なピアノ演奏をするアイドル的存在でした。めでたく音大を卒業したときにはみなでお祝いをした記憶があります。
 
また、いろいろ書き連ねる文才もあり、グランツの新聞<Chor Glanz Chronicle>に 『
ピアニストの休日』 というコーナーを設けて連載したこともありました。




トンペイ・メモリアルズ 初の単独演奏会 チケット完売!2/1

 トンペイ・メモリアルズは、1970年代後半から80年代前半にかけて東北大大学男声合唱団で歌っていたOBたちの集まり。トンペイとは文字通り「東北」のこと。東京男声合唱フェスティバルに参加しようと2001年に発足した季節合唱団ですが、今では東北大以外であっても合唱仲間を引き込んで一緒に楽しんでいます。
 今回は満を持しての記念すべきファーストコンサート。それなりに力を入れてきただけあって、チケットは早々と完売、直前には当日券も売り切れという大盛況となりました。

  □ 2020年2月1日
  □ 川口総合文化センター リリア音楽ホール


            

          


 嵯峨秀夫さん、須田信男さん、加藤旨彦さんのお三人はいずれもトンペイ・メモリアルズの歴代指揮者ですが、アンコールを振った佐川元保さんも同じく歴代指揮者です。

 ステージは、
東欧男声合唱曲選
②信長貴富編曲の、男声合唱とピアノのための『時代』
多田武彦作品集
という3ステ構成でしたが、そのあとのアンコールがまた大サービス!
 
タダタケ「石家荘にて」、「ウルトラマンタロウ」、「千の風になって」、「舟歌」、「前へ」を佐川さんを加えた4人の指揮者が交互に振るという、あたかも4ステに近いような演出となっていました。4人の指揮者それぞれが持ち味を活かし、味わいの異なる男声合唱曲を演奏してくれました。歌う方も大変だったことでしょう(';')

 リリアホールは、JR京浜東北線川口駅前という利便性もあってか、会場内はどこを見ても顔見知りの合唱仲間がたくさん押しかけていました。

 年季の入ったあら還メンバーの素敵なコンサートでした。来年は結成20周年です。どのような姿でお目見えすることでしょうか。


●トンペイ・メモリアルズホームページ  
https://tompeimemorials.wixsite.com/website






鷲宮ウインドオーケストラ第27回定期演奏会1/25
 
 
益々実力を上げてきた鷲宮ウインドオーケストラを聴きました。指揮者の江川善裕さんは音楽集団<クッキー会>のお仲間です。この団は今年で30年目を迎えます。「30年目の新たな挑戦がここに!~音楽は挑戦を生み、挑戦が音楽を育てる~」をモットーに、今回は客演指揮に前・陸上自衛隊中央音楽隊隊長の武田 晃さんを迎え、吹奏楽の名曲を揃えました。

 武田さんは日本スーザ協会会長という要職に就く吹奏楽の第一人者です。第一ステージは、江川さんの指揮による「ボギー大佐」ではじまり、武田さんの十八番ともいえる、スーザのマーチ「自由の鐘」、江川さんのアルトサキソフォーンによる清水大輔作曲「ネクスト・エンジェルス~アルトサクソフォーンと吹奏楽のために~」など吹奏楽の面白さを満喫できるものでした。

 続く第二ステージは、「サウンド・オブ・ミュージック」や「レ・ミゼラブル」などミュージカルからの選曲。エンディングはウエスト・サイド・ストーリーから心沸き立つような「マンボ」で会場を盛り上げました。

 今回は、<クッキー会>のお仲間でもあるトロンボーン奏者・南航平さんが賛助出演しました。ドイツ留学の成果を如何なく発揮していたのが嬉しかったです。南さんのお母様は埼玉県合唱連盟常務理事の南めぐみさんで、この方には我が男声合唱団ヴィヴ・ラ・コンパニーの指揮をお願いしています。もちろん<クッキー会>のご常連です。
 
        

        







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