カラオケからクラシック歌唱法へ
目次
飛んで火に入る夏の虫
セカンドテナーは苦労人
カラオケとマスケラの関係
飛び立てなかった「鳥が」ヤキトリに
ついにデヴュー
ゲネプロから本番へ
英語に苦しむドン・キホーテ
RとLのちがいの前に
ごまかしの手練手管
素人の強み
バーバーショップの魅力
コンクールはお好き?
6年目の雪辱
音、沈黙と測りあえるほどに
芸人になりたい作曲家
演奏者5000人vs聴衆5000人
日本人と第九、そして譜読みと暗譜…
見果てぬ夢
「あとがき」より
世のなかに音楽に関する本はたくさんある。しかし、そのわりには素人の立場から書かれたものはあまり見当たらない。そこで、専門家の立場でなく、素人の目から見た合唱の話があってもいいのではないかと、一念発起して筆をとることにした。
この拙著が、これから合唱に取り組もうとされる方、すでに泥沼にどっぷりつかって身動きのとれない方、そこからやや這い上がりかけた方、もうベテランの域に達しながらマンネリの兆しが見えた方などに、エールを送ることができればこれ以上望むことはない。
■著者プロフィール■
(2005年9月5日発行 初版第2刷より)
東京目黒に生まれる。
子どもの頃から歌うことは好きだったが音楽の授業は嫌いで、いつも逃げまくっていた。芸術や文学に強い関心があったにもかかわらず、なぜか学校は理系へ進み、製薬会社へ就職。
学生時代、ある大学のオケで主席フルートを吹いていた親友をみて、オレにもできないわけがないと、無謀にもフルートに挑戦してしまった。
その後、娘のピアノ発表会に親子でゲスト出演したつもりが、とんでもない結果となり、それが縁で合唱の世界に足を踏む込む。
現在は、男声合唱団コール・グランツ、つむぎの里ゆうき男声合唱団、埼玉第九合唱団に所属し、男声合唱プロジェクトYARO会(埼玉県下の男声合唱5団体の集まり)世話役や埼玉県合唱連盟理事を務めている。音楽以外にテニスにも首を突っ込んでいるため、埼玉県栗橋町テニス協会副会長、栗橋テニスクラブ会長を務め、休日はふだんの仕事より忙しい時間を送っている。
(2015年5月15日)
この本を出版してから既に15年の歳月が過ぎた。取りあえず第二刷まではいったが、今では絶版となってしまった。もとより執筆を生業としているわけではないから、一人でも多くの方に読んで頂ければと願うだけである。
所属合唱団は男声合唱団コール・グランツに絞っているが、男声合唱プロジェクトYARO会の活動は引き続き行っている。元埼玉県合唱連盟理事。
テニスのほうは相変わらず昇り詰めないうちに下降線を辿っており、意識と体力との乖離が進んできたが、それなりに続けている。
初版は、
八重洲ブックセンター オンライン書店 e-hon 図書館流通センター などに紹介されています。