愁 |
○ |
薄 |
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漸 |
○ |
北 |
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津
田
西
山
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峡
灣 |
然 |
○ |
暮 |
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到 |
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行 |
○ |
倚 |
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峡 |
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一 |
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幾 |
○ |
柱 |
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灣 |
○ |
邨 |
○ |
度 |
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眺 |
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波 |
○ |
日 |
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換 |
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天 |
○ |
自 |
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既 |
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船 |
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涯 |
◎ |
靜 |
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斜 |
◎ |
車 |
◎ |
○平音 ×仄音 ◎韻 下平六麻韻(車、斜、涯)
北行し、幾度か船、車を換える
漸く一邨に到り、日既に斜なり
薄暮の峡灣、波自ずから靜かなれば
愁然として柱に倚り、天涯を眺む
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短い夏が終わるころ、ノルウェイの西海岸をフィヨルド急行バスにて、一日かけて北上。ベルゲンからオーレスンに着いた。
予約もせず、思い立って旅行に出たので、人気の豪華客船による西海岸北上の切符は取れず、バス旅になった。
フィヨルドを直進するので、おのずとフェリーでバスごと向こう岸に渡ることになる。何度か。ようやく目的の町に着いたのは、夕日が傾くころ。
ホテルの窓から、夕暮れ迫るフィヨルドを望む。ここは入り組んだ湾のなか、波はない。
窓辺の柱に寄りかかって夕空を眺めていると、センチメンタルな気持ちになる。
遠く日本を離れて。
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