樽	○	銀	○	夕	●	萬	●	津田西山	中秋観月
酒	●	盤	○	陽	○	里	●
百	●	似	●	黄	○	雲	○
杯	○	鏡	●	葉	●	晴	○
明	○	金	○	颯	●	望	○
月	●	波	○	清	○	碧	●
中	◎	湧	●	風	◎	空	◎

萬里、雲は晴れて、碧空を望む

夕陽(せきよう)黄葉(こうよう)　清風に颯(さつ)たり

銀盤、鏡の似(ごと)く金波湧き

樽酒(そんしゅ)百杯(ひゃくはい)、明月の中(うち)

仕事ばかりではなんですから、鞍部の小屋でビール、酒…
夕空はれて、朱き陽に、木の葉色づき秋風ぞふく
なみなみついだ杯に、きらきら映る丸い月、
さかずき重ねる今宵こそ、月と一つになりませう

山の友と、大日小屋で中秋の月見をしようと話し合って何十年、未だ実現を見ず
（1980）

（2009.5　読み方変更）

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