戯れに作る宮本武蔵
地は昇日に開き夕陽(せきよう)沈む
水は方円に順い瀑音を発す
火は勢いて風を招く兵法の道
空を念じ無逸にして邪心を掃う
五輪書の「地、水、火、風、空」の文字をあしらって、自分なりに、五輪書はこんな考えで記したのではないかと作詩をした。
大地には朝日がのぼり、夕日が沈む。地の巻には、剣法の基礎について記している。
水は器にしたがって自由に形を変え、時には滝となって音を発する。剣の動きもこのように。
敵と対するには、火のように勢い良く燃え上がり、その上昇気流により風が起こる様に、機を逃さず、風の如く動くべし。これが剣法の道。
振り返って、祈れば、反省すれば、本当の敵は自分の心の中にある事を悟る。正道を、邪念を払って進むべし。スポーツで自分の力が出せないのは、プレッシャー。平常心で、果敢に!
(依頼によりひねり出した)
(2021.1)
漢詩7
念 | 火 | 水 | 地 | 津 田 西 山 |
戯 作 宮 本 武 蔵 |
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空 | 勢 | 順 | 開 | |||||||
無 | 招 | 方 | 昇 | |||||||
逸 | 風 | 圓 | 日 | |||||||
掃 | 兵 | 發 | 夕 | |||||||
邪 | 法 | 瀑 | 陽 | |||||||
心 | 道 | 音 | 沈 |