音楽こぼればなし2025

 雅の会コンサート ~國弘雅也先生ご退職を祝して~ (2/22
 下總皖一 埼玉県内150の校歌を作曲 (2/17)

雅の会コンサート ~國弘雅也先生ご退職を祝して~ (2/22

 國弘雅也先生(埼玉県合唱連盟副理事長)の退職を祝う同門の合唱団によるコンサートが開かれました。それぞれの時代と場所で國弘先生の指導を受けた合唱団が一堂に会しました。

彩の国さいたま芸術劇場音楽ホール
2025年2月22日

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program
1 アンサンブル シュル・フラウエン
   女声合唱組曲「朝と夕の詩」より小譚詩 他  (立原道造作詩/木下牧子作曲)
2 混声合唱団 川越牧声会
   混声合唱とピアノのための「初心のうた」より 「泉のうた」他 (木島始作詩/信長貴富作曲)
3 埼玉県立川越高等学校音楽部OB
   男声合唱組曲「柳河風俗詩」より 柳河、梅雨の晴れ間 (北原白秋作詩/多田武彦作曲)
4  混声合唱団 川越牧声会
   混声合唱曲「島よ」 (伊藤海彦作詩/大中恩作曲)
5 【合同合唱】
  混声四部合唱 そのひとがうたうとき
 (谷川俊太郎作詩/木下牧子作曲)

profile
國弘雅也
埼玉大学教育学部卒業。声楽を故金子ツネ子、西原民記、岸本力の諸氏に、音楽教育学を山本文茂氏に師事。大学卒業後は、高校の音楽教論として学校教育に関わるとともに、合唱活動にも力を注ぎ、芸術総合高校(女声)、伊奈学園総合高校(混声)、川越高校(男声)と様々な部活動に携わりながらそれぞれを関東合唱コンクールなどの大会で上位へと導いた。2024年3月定年退職。川越牧声会や久喜女声合唱団などの指導をしながら、2025年度は埼玉県部活動指導員として不動岡高校の指導にあたっている。埼玉県合唱連盟副理事長。

アンサンブル シュル・フラウエン
埼玉県立芸術総合高等学校合唱部OGで結成された女声合唱団。芸術総合高校は、平成12年度に美術科、音楽科、映像芸術科、舞台芸術科の4学科を有する全国初の芸術系高校として開設され、25年目を迎えている。初代顧問、國弘雅也先生の下、埼玉県ヴォーカルアンサンブル コンテスト等に出場。

混声合唱団 川越牧声会
1953年、埼玉県立川越高校音楽部顧問である牧野統先生により川越高校OBと川越第一小学校の教員たちをメンバーとして活動を開始。以後70年以上にわたり川越を本拠地として活動を続けている。國弘雅也先生の指導は20年を迎える。

埼玉県立川越高等学校音楽部OB
今回の「雅の会コンサート」に音楽部OB、第6573代の有志メンバーが集結。当時音楽部顧問であった國弘雅也先生には、2015年から2022年まで指導を受けた。在任中、20212023年関東合唱コンクール金賞受賞、高嶋みどり氏の「感傷的な三つの奏鳴曲より おっとせい」、山下祐加氏の「さびしい宇宙」、「うつろとからっぽ」、「魔法」依嘱初演。

埼玉県立不動岡高等学校音楽部OB・OG
136回卒業生によるメンバーが集結し、合同ステージ「そのひとがうたうとき」にオンステ。このメンバーは高校三年次に國弘先生の指導を受けた。コンクールやアンサンブルコンテスト等に出場、年1回の定期演奏会を開催している。




◆ 下總皖一 埼玉県内150の校歌を作曲 (2/17)

2月16日()付 読売新聞・地域欄<偉人の足跡>欄に、「下總皖一」と「下總皖一を歌う合唱団」が紹介されていた。本来は「下總」とすべきだが、記事では「下総」とされていた。ふりがなは「しもふさ」「しもおさ」となっているので、承知の上でのことかもしれない。
 下總皖一は、日本近代音楽の基礎を築いた作曲家、文部省唱歌「たなばたさま」「花火」などを作曲し、埼玉県内150の校歌も作曲している。
 「下總皖一を偲ぶ会」(会長・大塚美恵子さん)は会員が200人いるという。また、声楽家の持木弘さんが指導する「下總皖一を歌う合唱団」(2019年発足)はメンバー40人ほどで、主に出前コンサートなどを行っているようだ。

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 持木さんはその昔、男声合唱団コール・グランツに指導に来て頂いたこともあり、埼玉県合唱連盟の事業にも合唱団を率いて参加して頂くなど懇意にしている声楽家である。






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