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彩の国男声コーラスフェスティバル2018 in 秩父



 

   20181013





 今年の彩の国男フェスは、特別プログラムとして昨年12月に亡くなられた多田武彦先生を偲んで、合同合唱に組曲<柳河風俗詩>から「柳河」と、同じく組曲<雨>から「」を採り上げました。両曲ともにソロが入る名曲です。
 指導および指揮は山脇卓也先生、合唱団は公募で集まった彩の国フェスティバル男声合唱団でした。


 2018106日(土)
 ・秩父ミューズパーク音楽堂&野外ステージ

 タダタケさんと埼玉のつながりは、2003年男声合唱プロジェクトYARO会第1回ジョイントコンサートで組曲<富士山>を演奏して以来のことです。そのことをプログラムに少し書かせて頂きました。プログラム表紙を飾ったのは、秩父市のイメージキャラクター、ポテくまくんです。もちろん名物みそポテトに因んで生まれたキャラクターです。




 


 
開演は1140分、開会あいさつに続き、発声練習を兼ねて「いざ起て戦人よ」を参加者全員で歌ってスタート。参加23団体の先陣を切ったのは男声合唱団ヴィヴ・ラ・コンパニーでした。また男声合唱プロジェクトYARO会は男声合唱団ドン・キホーテ以外の4団体はすべて参加していました。

           

              


 おじさんたちのあいだに挟まって、埼玉県立川越高校音楽部40人と東京の杉並学院グリークラブ9名は若さ溢れるステージを繰り広げてくれました。
 川越高校はシーシャンティの「Sailling Sailling」と松下耕作曲の「八木節」という世界の異なる曲の取り合わせでした。迫力だけでなく緻密なアンサンブルも兼ね備えた素晴らしい演奏でした。

 杉並学院は、現役とOBからなる合唱団。こちらはステージを目いっぱいに使って激しく動き廻るパフォーマンスで会場を魅了しました。男声合唱のための「合唱でスポ根!」より「行けタイガーマスク」ではマスクを被って戦いを繰り広げ、「アタックNo.1のテーマ」では厳しい練習にけな気に耐える女子選手を演じるなど、観て楽しく聴いて面白い圧巻の演出でした。

 

 

 杉並学院が、講師の山脇卓也先生の独断と偏見による審査員賞をもぎ取ったことは言うまでもありません。

                 

 この大会が始まったその昔は、ピアノもない講堂や体育館のようなところで歌っていたのでア・カペラ限定でしたが、今ではまともなホールで立派なピアノが使えるようになったお陰で、演奏の幅がぐんと広がりました。杉並学院のようなミュージカルっぽい演奏はピアノなしでは考えられないことです。

    

 


 さて、演奏のあとに控えているのがお待ちかねの懇親会です。ホール隣りの野外ステージへ移動し、ビールを飲みながらの歌合戦がはじまります。司会進行は男声合唱団コール・グランツの星野英明さんと私(加藤良一)が仰せつかりました。いろいろな歌を歌うといっても、あらかじめ曲や指揮者を決めずに行き当たりばったりというわけにはいきません。そこで、事前に選曲し、懇親会に参加する団体(遠距離であるなど諸般の都合で参加しない団体もあります)の責任者に連絡し、指揮をお願いできるかどうか調整します。ここで二転三転しますが、とにかく懇親会が開かれるまでにタイムスケジュール表を確定します。

来賓あいさつのあと、小野瀬埼玉県合唱連盟理事長の指揮で「乾杯の歌」を歌って、いよいよ開始です。制限時間1時間40分、その中で何曲歌えるか、何杯ビールやお酒が飲めるか。直前まで続いた曲と指揮者の調整の結果、当初予定していた「最上川舟歌」が「酒頌」に変更になるなどありましたが、概ね予定の時間でこなすことができました。

        

   

   

 地元秩父の矢尾百貨店さんには、いつもながら会社を上げてのご協力感謝致します。また、iichikoでお馴染みの三和酒類からは、これまでは焼酎のボトルが提供されていましたが、今回は割らずにそのまま飲めるむぎ焼酎12度カップのご提供を頂きました。とても便利です。いつもながらありがたいことです。みなさん、秩父の矢尾百貨店さんと大分のiichikoさんをご贔屓に宜しくお願い致します。

    

 2019年は30回の節目を迎えます。果たしてどんな大会になるでしょうか。みなで盛り上げて参りましょう。

【関連情報】   「男声合唱大会の歩み 埼玉~関東~全日本」 




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