『青淵』の表紙を飾る渋沢平九郎 2020年3月3日

『青淵』（公益財団法人 渋沢栄一記念財団発行）平成30年(2018)１月号（第836号）の表紙を飾る唯一といってよい渋沢平九郎の写真。平成30年は、平九郎没後150年にあたる。因みに「青淵」は渋沢栄一の雅号である。 　平九郎は、弘化4年(1847)11月、尾高勝五郎・やへの五男として、当時の武蔵の國榛沢郡下手計(しもてばか)村（現・埼玉県深谷市下手計）に生まれた。見るからに白皙(はくせき)、身長5尺7寸（173cm）と当時としては大柄な、美丈夫というべき容貌である。父・勝五郎の謳う浄瑠璃を真似て周りの大人たちを驚かせ、また10歳の頃からは神道無念流の剣技に非凡な才能を発揮した。兄・惇忠(じゅんちゅう)や長七郎、従兄弟・渋沢栄一あるいは成一郎（喜作）などの影響を受け、尊王攘夷の思想を抱くようになった。

歌劇＜幕臣・渋沢平九郎＞出演メンバー・佐藤裕子氏のご尊父・町田尚夫氏（奥武蔵研究会所属）より借用

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